もうすぐ、寒い冬の到来ですね。
今回は、お部屋を暖める暖房器具についてご紹介致します。
ヒーターの種類と特徴
電気暖房機の中でもさまざまな種類があるヒーター
ファンヒーターやカーボンヒーター、オイルヒーターなど、電気暖房の中で最も種類が多いのがヒーターでしょう。そのため、どのタイプを選べば良いか迷うことも多いはずです。そこでヒーターの種類別に、仕組みや長所、短所、適応畳数のバリエーションなど、その特徴を整理してみましょう。
ファンヒーター
室内の空気を吸い込み、主にセラミックヒーターの熱で温風にして吹き出し暖めるタイプ。スイッチを入れればすぐに温風が吹き出すため、すぐに暖かくしたい時に向きます。
しかし風が出続けるため、ホコリの舞い上がりや乾燥が気になることも。消費電力は1200W前後(1時間で約26.4円)で、10畳前後の部屋全体を暖めることができる能力のものから、600W程度(1時間で約13.2円)で足元やトイレなどの個室を暖める小型のものまであるため、価格も幅広くあります。

遠赤外線ヒーター
(電気ストーブ、セラムヒーター、カーボンヒーター、パネルヒーターなど)
赤外線の種類や機器の形状により呼び方が異なるため、いろいろな名称があるが、基本的な仕組みは同じ。ヒーターから出る赤外線を反射板などで前面に放出し、赤外線が当たった対象物(人や壁など)を暖め、その輻射熱で空間がジワジワと暖まるタイプです。
赤外線は体にあたるとすぐに暖かさを感じるため、寒さをすぐ緩和させたい時に向きますが、広い範囲をカバーするには時間が必要。パワーの大きいもので消費電力が900〜1200W程度(1時間で約19.8〜26.4円)。縦に長い形状でコンパクトなタイプが増えています。価格も1万円前後で、手軽に導入できます。

オイルヒーター
パネル内部にある密閉された難燃性のオイル(オイルは補充不要)を電気で温め、そのオイルを循環して放熱するタイプの暖房機。立ち上がりは遅いが、放射熱により部屋全体をおだやかに暖めるので、静かでソフトな暖かさが人気です。ちなみにオイルファンヒーターは「石油ファンヒーター」のことです、混同しないように。
基本的には、長時間いる部屋向きですが、たとえば、消費電力1500W程度(1時間で約33円)で10畳用が目安となり、電気代がかかるのでエアコンなどとの併用をおすすめします。
容量は個室向きの1500W〜1畳用の500W(1時間で約11円)と幅広くありますが、価格は3〜5万円程度とやや高め。ヨーロッパで普及していたため、海外メーカーが主流で、レトロな印象のするデザインも人気のひとつです。構造上、重量が重くキャスターがついているタイプが多いようです。

これで寒い冬も完璧ですね。
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